製品/サービスの差別化や新事業展開による付加価値の増大
新たな製品・サービスの開発など、顧客に新たな価値を提供するような他社との差別化は、付加価値の増大につながり、生産性の向上に貢献。
一般に、販売数量と販売単価は、トレードオフの関係と考えられているが、新たな事業領域に進出した企業の約4割で、数量・単価が共に向上している。
また、競争戦略別に、差別化の観点での優位性評価の程度と営業利益率の関係を見ると、特に特定のターゲットを対象とする「③コスト集中戦略」と「④差別化集中戦略」を採る企業において、差別化の成否が営業利益率に大きく影響していることが分かる。